Profile
プロフィール
- 昭和35年9月
- 福岡県田川市生まれ
田川市立猪位金小学校・中学校
小学4年の時、大阪万博見学、姫路城の美しさに感動
中学1,2年の夏休みは昆虫採集のため祖母山頂小屋に山籠もり
イングリッシュスクールに通学 卓球部
- 昭和51年4月
- 久留米大学附設高校入学
高3の時、実家の改築
加藤周一氏の小論「日本の庭」に出会い、桂離宮の美と匠の技に魅せられ
建築の道を志す
- 昭和54年4月
- 九州大学工学部建築学科入学
ワンダーフォーゲル部入部
山の美しさに魅せられ日本アルプスなどの山旅に明け暮れる
建築史・意匠(前川道郎)研究室で建築空間論を学ぶ
卒業論文は「桂離宮にみる日本建築の空間特性」
- 昭和58年4月
- 九州大学大学院工学研究科建築学修士課程進学
ヨーロッパの教会堂巡り
修士論文は「ル・コルビュジェの造形表現に関する研究
-建築における庇護性の問題をめぐって-」
- 昭和60年4月
- 同大学院修士課程修了後、徳岡昌克建築設計事務所(大阪)入社
奈良や京都の古寺巡り
- 昭和62年5月
- 同社九州事務所開設 以来九州事務所を任される
取締役副所長九州事務所長、取締役副所長西ブロック担当を歴任
著作「病院建築の歴史とこれからのビジョン」
- 平成20年6月
- 独立のため円満退社(勤続23年3ヶ月)
- 平成20年7月
- 燕楽舎一級建築士事務所創設 現在に至る。
様々な出会いに導かれ、建築の道を進むようになった
建築の道に進もうと思われたきっかけは?
最初のきっかけとして思い出されるのは1970年の大阪万博のときに見た姫路城の思い出です。その時私は小学校4年生で、高校生の従兄といっしょに姫路の親戚の家にお邪魔しました。そこで初めて姫路城を見てその美しさに感動したのです。この感動が、私が覚えている最初の”建築との出会い”です。
それから中学1年、2年の夏休みには別の従兄に連れられて、祖母山(大分・熊本・宮崎の県境)に登り、昆虫採集のため 山頂小屋に2週間程滞在しました。この時の体験が今の木造建築に対する考え方や、山や自然に対する思いを培うきっかけとなりました。
小・中学校の頃から建築の道へ進むきっかけに
恵まれていたのですね?
そうですね。
高校3年生の時、進路を決めるタイミングで実家を改築したこと。そして教科書に掲載されていた加藤周一先生の『日本の庭』という小論に出会い、そこで紹介されていた”桂離宮の美と匠の技”に非常に興味を惹かれたことが、私の進路決定に大きな影響をもたらしました。
こうして小、中、高校とそれぞれの立場で有益な出会いに恵まれた結果、建築の道を歩むようになったのです。
「美とは何か?」
子供の頃からずっとそのことを考え続けていて、今なおそれは続いています。
文化・芸術に対して深い造詣をお持ちですが、
建築以外の分野に対する興味は?
私が一貫して興味を持ち続けていること、それは”美を求める旅”です。
山歩き、国内外の歴史都市の旅、社寺仏閣や民芸の里、美術品めぐりなどをしています。
そうした美への追求心は建築設計に
影響しているものなのでしょうか?
自分の中で常に課題としてもち続けているのは、
「美とは何か?」ということです。
子供の頃からずっとそのことを考え続けていて、それを追い求める過程に建築があり、そして山や自然、美術品への強い興味があるのだと思っています。
「美とは何か?」という問いに対する答えはなかなか出せるものではなく、
今なお追求し続けていることなのですが、現時点での答えのようなものとして、建築という行為の3つの視点からの見方をご紹介していきましょう。
3つの視点からのアプローチ
身体性・社会性・音楽性
身体性
人間の身体寸法合っていること
(ヒューマンスケール)
社会性
周囲の環境に調和していること
音楽性
生命の躍動感があること
(エラン・ヴィタール)
ここでは「強」「用」「美」「聖」という建築的カテゴリーに分けるのではなく、
シェルターとしての建築に根源的に備わっている「幸福感」について考えることにします。
人間の自我のもつべき3要素(統一性・同調性・飛躍性)に合致する器としての建築の特性は、
身体性・社会性・音楽性という3要素といえるのではないかと考えています。
燕楽舎ではこれらの3要素を意識しながら、幸せの家のあり方を追求しています。
3つの環境適応感によりあなたも「幸せの家」を実現できるのではないでしょうか。
詳しくは、実際に会って話を聞いてみてください。(相談無料)